これまで2回にわたり、WordPressテーマ「SWELL」がいかに執筆環境をカイゼンし、思考の整理に役立つかをお伝えしてきました。最終回となる今回は、サイト構築の裏側「プラグイン」についてお話しします。
便利なプラグインは星の数ほどありますが、無計画に追加していくとサイトが重くなり、不具合に繋がります。システム全体の動作が不安定になるのを防ぐためにも沢山追加しない方が良いと思います。
SWELLには元々十分すぎる機能が備わっています。だからこそ、プラグイン選びの基本は「必要最小限の採用、そして最大の効果を生むこと」。現在、私がサイトに導入したものはわずか5つだけです。それぞれの解説をします。
- SEO SIMPLE PACK:SWELLと表裏一体の「純正パーツ」
SWELLの開発者が提供しているSEO対策プラグインです。多くのテーマは内部にSEO機能を持っていますが、SWELLはあえてそれを切り離しています。
理由は「将来テーマを変更した際に、SEOのデータが消えてしまうリスクを防ぐ」ためとの事。機能とデザインを分離させる考えは、実に合理的です。設定画面もシンプルで、SWELLを使うなら迷わず導入すべきと言えます。 - SiteGuard WP Plugin:「守り」の要
サイト運営において、セキュリティはすべての前提です。WordPressは世界中で使われている分、ログイン画面への不正アクセスなどの標的になりやすい側面があります。
このプラグインは、ログインURLを独自の文字列に変更したり、画像認証を追加したりと、強固な防壁を簡単に構築してくれます。無用なトラブルで時間を奪われないための、必須のリスク管理ツールです。 - Contact Form 7:シンプルかつ確実な「窓口」
お問い合わせフォーム作成の定番中の定番です。読者や取引先との接点となるフォームは、複雑なものより「確実に入力できて、確実に届く」ことが最優先。設定がシンプルで動作も安定しており、カスタマイズ性も高いため、これ一つあれば窓口の構築で迷うことはありません。この投稿時にはインストールだけでフォームはまだオープンにしておりませんが。 - Highlighting Code Block:技術的なアウトプットを美しく
個人的に非常に重宝しているのがこれです。自分で書いたプログラムのコードやスクリプト、設定用のテキストなどを記事で紹介する際、そのまま貼り付けると非常に読みづらくなってしまいます。
このプラグインを使えば、プロのエンジニアが使うエディターのように、コードに色付け(シンタックスハイライト)を行い、読者がワンクリックでコピーできるボタンまで配置してくれます。技術的なアイデアや「からくり」の仕組みをシェアする際、読み手への配慮として欠かせないツールと思います。 - Customizer Export/Import:デザイン設定の「安全装置」
SWELLは「カスタマイザー」と呼ばれる画面で、色合いやレイアウトを細かく設定できます。このプラグインは、その設定データを丸ごと書き出し(エクスポート)、読み込む(インポート)ことができるツールです。
納得のいくデザインが完成した際、その状態をバックアップとして保存しておくことで、万が一設定をいじっておかしくなってしまった時でも、すぐに元の美しい状態へ復元できます。
まとめ:プラグイン選びはありがちな表現ですが「引き算」の美学
SWELLという優秀なテーマを導入したことで、考えるべきは「何を足すか」ではなく「何を入れないか」という引き算の思考で選択しました。
今回紹介した5つのプラグインは、サイトの「安全性・安定性・機能性」を担保するための必要最小限の構成と考えました。これらをベースに、あとはひたすら価値あるコンテンツの作成ができるよう集中する。この無駄のない環境こそが、SWELLを選んで得られた最大の収穫と思っています。有難うございます。
